【卒業】 ソーシャルフィルターの波にのって、「はてな」から「livedoor」へ。

突然ですがこの度、はてなダイアリーより、livedoorブログへ引っ越しをする事に致しました。


個人的には、はてなは凄く好きです。
今まで、はてなを通して、色々な事を勉強して来ました。
とても愛着があります。


この『GaiaXソーシャルメディア ラボ』を始めるという話になった時にも、真っ先に色々と制限はあるけど「はてなダイアリー」を使おう、と決めました。

しかし、昨今のソーシャル化の流れに合わせるために、苦渋の決断で引っ越しをする事に決めました。


先日の、

のエントリーでも書かせて頂いたように、今はソーシャルサーチ・ソーシャルフィルターの時代になってきています。


9月10日(金)には、mixi meetupがありました。
はてなダイアリーの名前も挙がっていたので、とうとうmixiチェックのjavascriptが貼れるのでは?と期待したのですが、残念ながら実装されていたのは、「mixiチェック」のシンプルポストだけでした。
(「mixiチェック」ボタンを設置したかった。。)

mixiのお知らせ
mixi新プラットフォーム「mixi Plugin」「mixi Graph API」発表


はてなのお知らせ
mixiチェックに対応しました - はてなダイアリー日記


また、FacebookGREEのいいねボタンも貼れません。

これからの時代、FacebookmixiGREEなどのソーシャルグラフとの連携は、メディアとして必須だと思います。

いままさに、アテンションの獲得競争の真っ最中です。

メディアとしての「はてな」にとってだけではなく、「ブロガー」にとっても必須です。


このままでは、このブログのように、はてなが好きでずっと使っていたい、と思っているユーザーも、離れていってしまうのではないでしょうか。


bloglinesの閉鎖からも分かるように、RSSリーダーの重要性が低下してきているいま、ブログユーザーは以前に比べて引っ越ししやすい環境になってしまっています。
(RSS登録数を捨ててまで引越ししたくない、、、というネックがほぼなくなっています。)



今回、私たちは引っ越しをする事に決めました。
はてなダイアリー運営担当の方々も、リソースの問題で、なかなか新しいプラグインを許可できていない状況があると思いますが、ぜひ早急にソーシャルフィード機能(いいね系)の設置許可と、より一層のはてなサービス、並びにはてなユーザーのソーシャル化の支援をご検討頂けますと幸いです。


はてなでwebを知り、はてなで育った、
はてなファンより。


こちらへ引っ越し致しました。m(_ _)m


▼引越し1回目の記事を書きました
GaiaXソーシャルメディア ラボ : これだけは押さえておきたいmixi-meetupの5topics〜当日会場へいけなかった方へ

お手数おかけしますが、RSS・お気に入り等のご登録をお願い出来ますと幸いです。

2012年Googleが介在しない社会『AISA(アイサ)』〜ソーシャル時代の新消費行動モデル

 

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【資料ダウンロードはこちら



現在、毎日のように、世界中でソーシャルメディア躍進のニュースが流れています。

3年前に、誰が予想したでしょうか。

GoogleFacebookに抜かれると。
twitterの利用者がこれだけ増えると。


今、世の中の人は気付き始めました。
これからはソーシャルメディアの時代だと。


ソーシャルメディアの時代になった今、ユーザーはどういう行動を取り、企業側はどうそれをとらえていかなければいけないのでしょうか?


本エントリーで、ソーシャル時代の新消費行動モデル『AISA(アイサ)』をご紹介しています。
これからの皆さんのマーケティングに活用して頂き、ユーザーにとっても、企業にとってもより良い世の中になればと思っています。



【目次】

  • 2.ソーシャル時代の新消費行動モデル「AISA(アイサ)」とは?

1.ソーシャルメディアの未来 〜 孫 泰蔵さんより

皆さんの中にも、この孫 泰蔵さんのソーシャルメディアの未来』をご覧になった方は多いのではないでしょうか。



これからの新消費行動モデルの話をするまでに、『ソーシャルメディアの未来』で言われている事のおさらいをしたいと思います。

サーチエンジン』から、『ソーシャルサーチ』へ

ソーシャルメディアの未来』では、トラフィックのメインプレイヤーが、

  • 1. Portal Site
  • 2. Search Engine
  • 3. Social Network
  • 4. Social Search

といった流れで変遷していくと言われています。

【実績】ソーシャルメディアからの流入は、Googleからの6倍以上にも!

トラフィックのメインプレイヤーが『ソーシャルサーチ』に移っている事例として、以下にて2つをご紹介致します。

■(1) 本ブログの流入
以下の解析データは、以下のエントリーをアップして2日経った時のものです。


  • twitter 889
  • hootsuite.com 227
  • suadd.clip.in 151
  • 合計 1,267

ちなみに、このエントリーの時には、twitterを使った告知はあまりしていませんでしたが、それでも、twitterからの流入数が最も多いとの結果になりました。


■(2) adman.TVの流入
こちらは、アドマンさんの事例です。
以下のエントリーより、データを引用させて頂きます。

【データ公開】トラフィックの主役はサーチエンジンからソーシャルメディアに変わるのか、を検証してみた。



アドマンさんのブログでは、結果が顕著で、"ソーシャルメディアからの流入は、Googleの6倍以上"という結果になっています。

検索アルゴリズムの変化〜『Google's Page Rank』から『Person Rank』へ。

"サーチエンジン時代"の検索アルゴリズムの重要な指標に、『Google's Page
Rank』があります。


(引用:wikipedia

これが、
"ソーシャルサーチ時代"には『Person Rank』にとって変わっていきます。


(引用:ソーシャルメディアの未来

ちなみに、この『Person Rank』が進むと、影響力の格差はどんどん広まっていきます。(人によって影響力に差がある、というのは今のリアル社会でも同じですが、”データベース化されている”、という点で異なります。)

また、ゆくゆくは、自分の子ども・子孫が『Person Rank』を受け継いでいくようになると思っています。
そうすると、学生の頃世界史で習った某国の身分制度ソーシャルメディアの場合、差別はないと思いますが、)のように、階層化から抜けにくい社会になっていくのでは、と思っています。(ここら辺の未来予想は少し長くなるので、またまとめたいと思います。)

ソーシャル時代、『ソーシャルサーチ』以外のもう一つの行動『ソーシャルフィルター』

孫 泰蔵さんのプレゼン資料では、これからの時代は『ソーシャルサーチ』の時代になっていくとされています。

本ラボでは、ソーシャルサーチに加え、"ソーシャルフレンド"を介した『ソーシャルフィルター』という消費行動が増えていくと考えています。

以下にて、『ソーシャルフィルター』を使った新消費行動モデルをまとめました。

2.ソーシャル時代の新消費行動モデル「AISA(アイサ)」とは?

Googleが介在しない社会




【資料ダウンロードはこちら



このような「AISA(アイサ)」の消費行動モデルでは、以下のような変化が出てきます。


ソーシャルフィルター時代になって変わる4つの行動

  • (1) 情報は「検索する時代」から『フィルターを通す時代」へ
  • (2) ソーシャルフィルターの反応が意思決定要因へ
  • (3) 興味/関心ごとはソーシャルサーチで調べる
  • (4) 購入アクションが、即ソーシャルフレンドに共有
(1) 情報は「検索する時代」から『フィルターを通す時代』へ

これまでのネットの利用方法は、"何かあればGoogleで検索する"・"Googleを通して情報を探しに行く"という、能動的なアクションが大部分を占めていました。

これからのネットの利用は、"ソーシャルフレンドのフィルターを通し入ってきた情報を見て反応する"という比較的受動的なアクションをするようになります。

(2) ソーシャルフィルターの反応が意思決定要因へ

これまでも、物を購入する時に「口コミ」を参考にする、という行動がありました。
これからは、その動きがワンステップ前に進みます。

”何か気になる物があったら、ソーシャルフレンドに問いかける”

”その反応を見て、購入を決める”

twitterFacebookなどを通し、こういった行動を取る事が増えていきます。

また、これまでの(ネット上で面識がない人の)「口コミ」よりも、ソーシャルフレンドからのフィードバックは、より大きな影響力を発揮し、ソーシャルフィルターの反応が意思決定要因となっていきます。

(3) 興味/関心ごとはソーシャルサーチで調べる

これは、既にFacebookにて実験が始まっています。

何かを調べる時、Googleではなくソーシャルメディアを使います。
ソーシャルフレンドが何と言っているのか?を調べに行くようになります。

(4) 購入アクションが、即ソーシャルフレンドに共有

これも、既にアメリカでは少しずつ増えています。

自分が何を購入したのか?という情報をソーシャルメディアがデータベースとして保有し、それがソーシャルフレンドに対して発信されたり、購入を検討する際の参考情報になっていきます。

まとめ

以上のように、

  • (1) 情報は「検索する時代」から『フィルターを通す時代」へ
  • (2) ソーシャルフィルターの反応が意思決定要因へ
  • (3) 興味/関心ごとはソーシャルサーチで調べる
  • (4) 購入アクションが、即ソーシャルフレンドに共有

といった行動を通し、さらに『ソーシャルフィルター』の精度が増し、さらに便利になり、利用が増えていきます。

これからは、Googleが介在しない社会、『ソーシャルフィルター』の社会に変わっていきます。

【補足:用語の説明】※「ソーシャルフレンド」とは?
 −twitterにおける「フォローしている人」・Facebookにおける「友達」・mixiにおける「マイミク」を意味します。

※「ソーシャルフィルター」とは?
 −「ソーシャルフレンドを介して情報のフィルターをかける行為」を意味します。

予告

近日中に、

『ソーシャルフィルター時代に抑えておくべきサービス』

の事例として、以下を中心にまとめていきます!

・HuffPost Social News
Ping
・Levi's
・Swipely
Facebookamazon
FacebookFacebook内のソーシャルサーチ
・ShopKicks.com
Groupon
・など

グルーポンのまとめ記事をお待ち頂いていた方へ
Facebookソーシャルサーチの実験を開始した事もあり、急遽、今回のテーマのほうが読者の皆様のニーズが多くなっているかと思い、テーマ変更をしました。

次のエントリーで、グルーポンの追加まとめ記事をアップする予定です。
今週中には上げますので、もう少々お待ち頂けますと幸いです。

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国内グルーポン系サイト46社乱立!売上MAX1,600万円、市場規模は既に7.5億円以上!

 

AmazonGoogleの2倍以上。歴代ネット企業最速で時価総額1,000億円を超えたグルーポン

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2008年11月に創業したGrouponは、2010年には推定300億円(/年)以上の売上にまで成長し、
さらに、AmazonGoogleの2倍の速度で、時価総額1,000億円の価値を叩き出しました。

▼歴代ネット企業が、時価総額1,000億円に届くまでに要した期間

 (引用:日経新聞に掲載のFobesの記事より


日本では、米Grouponの成功を追いかけるように、毎月新たなグルーポン系サービスが
立ちあがっています。

本エントリーでは、

  • 「これからグルーポン系サービスを立ち上げようと思っている方」
  • 「web業界のトレンドとして、フラッシュマーケティングの動向を追いたい方」

のために、

  • 1. グルーポン系サイトの収益構造のおさらい
  • 2. グルーポン系サービスの一覧
  • 3. 参入が早かった20社の売上比較
  • 4. 売上No.1のpikuの伸び率

といった内容をまとめました。


1. グルーポン系サイトの収益構造のおさらい

基本は、(販売額)×(販売手数料50%)×(取引成功件数)

グルーポン系サービスは、総じてこのように同じ収益構造だと思われます。

▼(例)レストランAで、1万円分の食事が出来るクーポンを5,000円で販売し、100枚の取引が成立した場合。
[:W450]

但し、そのサイトの力がどれだけ強いかにより、販売手数料は上下します。
(感覚値で言うと、30%〜60%くらいだと思います。)

国内グルーポン系サービス一覧

乱立46サイト!

日本でサービス提供しているグルーポン系サービスをまとめました。

▼国内グルーポン系サイト、46サービスの一覧
[:W450]

【資料ダウンロードURL】(期限:2010年9月5日)
こちらより、上記資料の元データのダウンロードが出来ます。⇒ 【こちら】

【注意点】
※ 原則、東京地域(なごポンについては名古屋のみ)をまとめています。
※ 「グルーポン系サイト」と言われるサイトは、他にも『ギリギリ!マーケット』『toku・pin
  (トクピン)』『Buyなう』『NEUTRAL』『group割』『もしフェス』がありますが、弊社の考え
  るグルーポン系サイトの定義(リアル店舗のクーポン販売)とは違ったので、リストから
  抜いています。
※ 推定売上の集計は、参入が早かった20サイトのみを行っています。
※ 売上の集計期間は、7月29日〜8月28日の1ヶ月間です。
※ 推定売上は、販売手数料が全て50%と仮定した場合のものです。

【トピック】8月には18サイトが公開!

ピク メディア(株)が、4月20日に日本初のグルーポンサイト「PIKU」を公開して以来、新規参入は毎月増え、8月には18サイトも公開されました。

▼月別の新規参入者数

【トピック】カテゴリー特化型グルーポンサイトが増える!?

オールジャンル・オールターゲットのサイトは、既に30サイト以上もあり、さらに店舗の獲得合戦も熾烈を極めていると言われています。
そんな中、今では以下のようなカテゴリー特化型のサイトが増えていくと思われます。

▼カテゴリー特化型サイトの紹介

3. 参入が早かった20社の売上比較

売上No.1は『PIKU』で月1,662万円!20社の平均売上は月358万円!

こちらは、先程の表を売上順に並べたものです。

▼売上順、グルーポン系サイト
[:W450]


1位(piku)2位(トクー!ポン)が月商1,000万円を超えています。
500万円差で3位(Q pod)が月商970万円、そしてさらに400万円差で4位(KAUPON)が月商590万円となっています。
5位はリクルートの(ポンパレード)です。


また、20社の月間売上を合計し、12ヶ月を掛けると、
約64,500,000円 × 12ヶ月 = 約7億7,400万円
と、既に推定市場規模が7億5,000万円以上になっている事が分かります。
(各サイトの東京以外の地域・21位以下のサイトの売上が足されるので、実際の市場規模はもっと大きくなるのではと思います。)


という事で、
国内グルーポン系サイト46社乱立!売上MAX1,600万円、市場規模は既に7.5億円以上!
になります。


いやはや、4ヶ月でこれはすごい市場ですね。(バブッてる?)


4.ちなみに、売上No.1のpikuの伸び率

公開後1ヵ月間と比べ、100倍成長!

以下は、pikuの公開後1ヵ月間と、直近1ヵ月間の売上・購入者数の比較です。

▼公開後1ヵ月間と比較した、PIKUの売上・購入者数


売上・購入者数ともに、3ヵ月で100倍以上の成長を遂げています。

他サイトでは、月商100万円に届かないサイトも多くある中、pikuがここまでの成長を遂げた理由とは何でしょうか?

次回は、そのあたりを考察してみます。(`・ω・´)

次回予告

次回は、グルーポン系サイトが追うべき以下のような指標・取り組みについてまとめ、PIKUやその他の上位企業が伸びている理由について迫ります。ガンバリマス!

  • twitterのフォロワー数とその推移
  • 取り扱い商品のカテゴリー傾向
  • ソーシャルメディアの効果
  • 取り扱い店舗の質
  • 割引率
  • 商品単価
  • 商品コピー
  • その他(アグリゲートサイト、サポート体制など)

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延べMAU3.6億人!ウノウ買収のZynga、主要5ソーシャルアプリまとめ

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ウノウを買収したZyngaとは?

先日、Zyngaによるウノウ買収のニュースが流れました。


  Zyngaが日本のスタートアップ、ウノウを買収
   http://jp.techcrunch.com/archives/20100804zynga-buys-tokyo-based-startup-unoh/

ウノウ買収のニュースを始め、最近ようやく日本でも「Zynga」の名前を良く聞くようになりましたが、Zyngaについて語られている日本語の情報は余りに少ない印象があります。
Zyngaって何だろう?と調べてみた時に、まとまっているエントリーがあまり無いようでした。


そこで本エントリーで、Zyngaとその主要5アプリについて一気にまとめてみました。
皆さんのソーシャルアプリの企画や、Zyngaって何?と聞かれた時に、活用して頂ければと思います。


※注釈Zyngaは、Myspaceを始めとした各種プラットフォーム向けにソーシャルアプリを提供していますが、 本エントリーでは、Facebook向けのアプリについてまとめています。

Zyngaってどれだけ凄いの?

年間売上、6億ドル!

2007年に設立されたZyngaの売上は、今では年間6億ドル(*注1)に上ると言われています。

また、この数字の凄いところはプラットフォーム提供側であるFacebook(推定売上6.35億ドル)(*注2)と同程度という点です。


月間360億ページビュー!

ジンガジャパン設立のニュースが流れた際、孫正義氏の発言として、以下のコメントがcnet Japanに掲載されました。

『おそらくFacebookトラフィックの約4割近くを占めているのではないか』

(情報元) http://japan.cnet.com/news/business/story/0,3800104746,20417631,00.htm



comepete.comのデータによると、2010年7月のfacebook.comのページビュー数は、月間約900億ページビューとなっています。


こういった数字が正しいとすれば、Zynga提供のソーシャルアプリだけで、月間約360億ページビューも叩き出している事になります。


FacebookアプリのMAUランキングTOP5に4アプリがランクイン!

以下に、FacebookアプリのMAUランキング(*注3)があります。


(引用: http://www.insidesocialgames.com/2010/06/01/top-25-facebook-games-for-june-2010-big-titles-continue-to-plummet/)

なんと、2009年に日本進出を果たしたRockYouでやっとTOP5に1アプリがランクインしているだけで、他4アプリは全てZyngaタイトルになっています。

これで、SAPとして圧倒的なZyngaの力が分かると思います。


いよいよ本題、Zyngaの主要5アプリはこれだ!

Zyngaアプリ20タイトル、MAUランキング

Zyngaは、現在20タイトルのアプリを提供しています。(*注4)
その20タイトルを、MAUの多い順にまとめたのが以下の表です。


(2010年8月14日時点)

延べMAUは約3.6億人と、単純計算で日本の人口の3倍の規模になります。

今回は、このうちMAU3,000万人を超えるTOP5タイトルについて、まとめてみました。

  ・No.1:Zynga poker (Texas HoldEm Poker)
  ・No.2:Cafe World
  ・No.3:FarmVille
  ・No.4:Mafia Wars Game
  ・No.5:FrontierVille


※参考
:上記のエクセルデータ(各アプリのURL付き)はこちらからダウンロード出来ます。(DL期限:2010年8月24日)

 http://firestorage.jp/download/214c64ffb7dc378d6122865b4154141ce31ceb72

No.1:Zynga poker (Texas HoldEm Poker)とは?

言わずと知れた定番ゲームのポーカーです。


基本情報

 ・タイトル名 :Zynga poker (Texas HoldEm Poker)
 ・MAU     :84,649,737人 (2010年8月14日時点)
 ・URL     :http://apps.facebook.com/texas_holdem/index.php

説明

5枚のカードの役で強さを競い、獲得出来たチップの量で順位を競う、というポーカーのルールはそのままです。

Zynga pokerの特徴的な遊び方の1つに『Challenge』があります。


これは、友達とチームを組んで、用意されているミッションをクリアしていく遊び方で、クリアすると、賞品が用意されています。


こういった無料で楽しめるやり込み要素を作りながらも、『トーナメント』『VIPテーブル』など”お金を払わないと参加出来ない場(課金ポイント)”を作る事により、上手くフリーミアムモデルを体現させられていると思います。


No.2:Cafe Worldとは?

レストラン経営シミュレーションゲームです。
PlayFishのヒットゲーム、『Restaurant City』を真似て作られたと言われています。

基本情報

 ・タイトル名 :Cafe World
 ・MAU     :75,543,870人 (2010年8月14日時点)
 ・URL     :http://apps.facebook.com/cafeworld/

説明

ザ・コンビニ」のレストラン版といったゲーム。

自分のレストランを持ち、料理を作り、お客に提供し、お金を集め、そのお金で、レストランの内装を自分好みに改装していきます。


自分は厨房スタッフとしてせっせと料理を作り続け、料理を運ぶウェイターは、自分の友達を招待してやって貰います。

友達と協力してレストランを経営していく、ソーシャル性を活かしたレストランシミュレーションゲームです。


No.3:FarmVilleとは?

mixiサンシャイン牧場のような農場系ゲームです。
FarmTownを真似て作られたと言われています。


基本情報

 ・タイトル名 :FarmVille
 ・MAU     :61,703,657人 (2010年8月14日時点)
 ・URL     :http://apps.facebook.com/onthefarm/index.php

説明

「農作物」などを育てて収穫し、収穫するとゴールドを獲得でき、そのゴールドを使って種を買い、育てていきます。

詳細なゲーム説明は、イストピカの山田直行さんが分かりやすいエントリーを上げているので、そちらを参照頂ければと思います。

 ■月間MAUが3000万人超のFacebookアプリ「FarmVille」はここが優れている
 http://www.socialapplication.jp/2009/09/facebook/818/


No.4:Mafia Wars Gameとは?

マフィアになり、犯罪や抗争を繰り返しながら、成り上がっていくゲームです。
『MobWars』を真似て作られたと言われています。

基本情報

 ・タイトル名 :Mafia Wars Game
 ・MAU     :42,475,885人 (2010年8月14日時点)
 ・URL     :http://apps.facebook.com/inthemafia/index.php

説明

ゲームスタート後、「密輸業者から、麻薬を略奪しろ!」などのJob(ミッション)をクリアしていきます。
『Do Job』というボタンを押すと、Job経験値が貯まりEnergyが減り、それを繰り返してJobクリアを目指します。

Energyは時間の経過とともに回復するのですが、それを待てない場合、ゴッドファザーにお願いすると全回復して貰えます。お願いする時に必要なReward Pointが課金ポイントになっているようです。
(ここら辺は、モバゲーの怪盗ロワイヤルと同様ですね。)


『Job』以外にも、以下のような遊び方があります。
 ・『Fight(抗争)』  ・・・他ユーザーとの抗争
 ・『Property(不動産)』・・・不動産経営による資金集め(抗争での攻撃対象にもなる)
 ・『Inventory(所持品リスト)』・・・Jobに必要なアイテムを保管、トランプ等のコレクション確認。
 ・『Godfather(ゴッドファーザー)』・・・Reward Pointの支払いによる、Energy回復等の依頼


FarmVilleと同様、
イストピカ山田さんが分かりやすいエントリーを上げているので、詳細はそちらをご覧頂ければと思います。
このエントリーを書く際にも参考にさせて頂きました。


 FacebookMySpaceで屈指の人気を誇るソーシャルゲームMafia Wars」徹底レビュー
 http://www.socialapplication.jp/2009/05/facebook/199/


No.5:FrontierVilleとは?

西部開拓がテーマのシミュレーションゲームです。


基本情報

 ・タイトル名 :FrontierVille
 ・MAU     :30,302,660人 (2010年8月14日時点)
 ・URL     :http://apps.facebook.com/frontierville/

説明

遊び方は、FarmVilleとほとんど同じです。

荒野を開拓し、畑を作ったり家畜を飼ったりしながら、村を作り上げていきます。


(元データ:http://christastjean.co.uk/?p=6250)

最後に、

今回のエントリーはいかがでしたでしょうか。

Zyngaの代表サービスとして、FarmVilleの名前は良く聞きますが、
他はあまり日本では聞きなれないゲームが多かったと思います。


今後も、
 ・ソーシャルアプリ
 ・ソーシャルメディア
などのテーマについて、色々な切り口でまとめ情報を公開していきたいと思いますので、またご覧下さい〜。


あと、参考まで、
以下にてZyngaを知るにあたっての関連情報をまとめましたので、お時間のある時にでもご覧頂ければと思います。

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関連情報のまとめ

注釈のまとめ

(*注1)出展:『BUSINESS INSIDER』の以下記事より。
 CHART OF THE DAY: Farmville-Maker Zynga's Revenues Reach $600 Million, Fueled By Social Obligations
 http://www.businessinsider.com/chart-of-the-day-monthly-active-users-of-various-widgets-on-facebook-2010-4


(*注2)出展:『Inside Facebook』からの情報を元にしたループス斉藤氏の見解による。
 Zyngaの推定売上は540億円!プラットフォームであるFacebookの売上規模とほぼ同等か?
 http://blogs.itmedia.co.jp/saito/2010/05/tweet-1.html


(*注3)出展:『Inside Social Games』の以下記事より。
 Top 25 Facebook Games for June 2010: Big Titles Continue to Plummet
 http://www.insidesocialgames.com/2010/06/01/top-25-facebook-games-for-june-2010-big-titles-continue-to-plummet/

(*注4)提供タイトル数は、Zyngaの公式サイトを参照しています。
 http://www.zynga.com/games/facebook.php

時系列でおさえる、Zyngaの動き

(2010年1月11日)
−Tech Crunch
Zynga、農場ゲーム用バーチャルグッズの売上$1Mをハイチの学校に寄付
 http://jp.techcrunch.com/archives/20100108farmville-zynga-charity-virtual-goods/


(2010年5月8日)
インサイド
2億ユーザーのZynga、自社でゲームプラットフォームを立ち上げへ
 http://www.inside-games.jp/article/2010/05/08/41922.html


−Tech Crunch
ZyngaFacebookとの戦争で大砲Zynga Liveを布陣?30%の冥加金からも解放か
 http://jp.techcrunch.com/archives/20100507zynga-gunning-up-and-lawyering-up-for-war-against-facebook-with-zynga-live/


(2010年5月27日)
INTERNET Watch
ソーシャルゲーム最大手のZyngaが米Yahoo!と提携
 http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100527_369778.html


(2010年5月19日)
CNET Japan
FacebookソーシャルゲームZyngaと提携--期間は5年間
 http://japan.cnet.com/clip/global/story/0,3800097347,20413620,00.htm


−Tech Crunch
FacebookZynga提携の核心はFacebookポイント
 http://jp.techcrunch.com/archives/20100518central-to-the-facebook-zynga-deal-credits/


(2010年6月18日)
ITmedia News−
ソーシャルゲームという言葉は消える」 Zynga、EA幹部が語る「ソーシャル」
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1006/18/news086.html


(2010年6月23日)
−THE SECOND TIMES−
Zyngaの新作ソーシャルゲーム「FrontierVille」、公開から2週間足らずでアクティブユーザー520万人
 http://www.secondtimes.net/news/world/20100623_frontierville.html


(2010年7月15日)
−TechWave,jp−
手元の買収資金3億ドルでZyngaが狙うのは日本のゲームベンチャー?【湯川】
 http://techwave.jp/archives/51478559.html


(2010年7月16日)
−THE SECOND TIMES−
ZyngaのFrontierVille、リリースから36日でユーザー数2000万人突破
 http://www.secondtimes.net/news/world/20100716_frontierville.html


(2010年7月29日)
CNET Japan
ソフトバンクZyngaソーシャルゲーム合弁会社「ジンガジャパン」設立へ
 http://japan.cnet.com/news/business/story/0,3800104746,20417631,00.htm


ITmedia New−
iPadiPhoneの最強アプリ」と孫社長 ソフトバンクZynga合弁、年内にサービス開始
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1007/29/news079.html


(2010年7月30日)
−Tech Crunch
GoogleのCEO、Zyngaとの提携に言及
 http://jp.techcrunch.com/archives/google%E3%81%AEceo%E3%80%81zynga%E3%81%A8%E3%81%AE%E6%8F%90%E6%90%BA%E3%81%AB%E8%A8%80%E5%8F%8A/


(2010年8月2日)
CNET Japan
ソーシャルゲームZyngaIPO準備で新CFOを雇用か--米報道
 http://japan.cnet.com/news/business/story/0,3800104746,20417737,00.htm


(2010年8月10日)
ITmedia News−
Slide買収、Zynga出資――Googleソーシャルネットワークはどうなる?
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1008/10/news010.html

Zyngaによるウノウ買収について

−suadd blog(ウノウ代表山田さんのブログ)−
Zyngaのウノウ買収にあたって
 http://suadd.com/wp/blog/786


−ウノウコーポレートサイト−
ウノウからのお知らせ: 当社株式の譲渡に関するお知らせ
 http://www.unoh.net/news/2010/08/zynga_unoh.html


Softbankコーポレートサイト−
ジンガがソーシャルゲーム事業者「ウノウ」を買収 ジンガジャパンのモバイル向けゲーム開発体制を強化
 http://www.softbank.co.jp/ja/news/press/2010/20100806_01/

その他参考

−Business Media 誠−
野島美保の“仮想世界”のビジネスデザイン:「走りながらマーケティングする」――データに支えられたソーシャルゲーム運営
 http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1004/16/news004.html


4Gamer.net−
GDC 2010]「ゲーム作り」なんて発想はもう古い!? Zyngaの提唱する「メトリック・マインドセット」は,これまでのゲーム開発を真っ向から否定
http://www.4gamer.net/games/107/G010735/20100313014/